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​更生保護

更生保護とは

何らかの罪を犯した人の「更正」と社会を犯罪から「守る」という意味で使用されています。

​私たちは、(元)対象者と一緒に人生を向き合い、再設計し、「罪と向き合い生きていく」ことや、地域の諸課題を解消していくための「4次元のモデル」を提唱し、活動しています。

出所・出院者等地域生活共生事業

変化に挑戦し、未来をつくる

四次元の支援
 

・就労・日常生活支援

・相談・心理的支援

・生活環境の生成・構築

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遠藤 礼朗

Reo  Endo

出所・出院者等地域生活共生事業 担当

​研究員​

 「更生保護」という言葉は、多くのみなさまにとってなじみのない言葉であると思います。

 この言葉は、何らかの罪を犯した人の「更正」と社会を犯罪から「守る」という意味で使用されています。一方では、犯罪者の更生を擁護し、犯罪被害に遭われた方への心情は疎かにしている制度として批判されることもあります。わが国の「更生保護」制度について、もう少し深く言えば、2つの対の関係(矛盾や両極など)が複雑であり、この対の関係が相互に作用しながら、社会の陰で展開されているといえます。

 

 戦後、我が国の更生保護制度の担い手は、更生保護施設や国家公務員である保護観察官、無償ボランティアである保護司、協力雇用主、BBS、更生保護女性会など、その多くをボランティアが担っていることが特筆されます。

   現在、更生保護の対象者は再犯率が高く、より福祉的な支援の重要性から、社会福祉と協働し、支援していくことが展開されています。しかし、保護観察の終了は、対象者との関係も終了することであり、息の長い支援体制の構築が大きな課題となっています。

活動歴と今後について

 

 私は、協力雇用主(2015年~)と保護司(2017年~)として活動し、保護観察を受けた人や触法行為を重ねる人の衣食住や相談、居場所、雇用だけでなく、その人生に真剣に向き合い、共に再設計し、「タテ」や「ヨコ」の関係だけではない、4次元の関係から取り組んでいます。

  この4次元の関係とは、従来の伴走型でもなく、上下関係(タテ)、友人関係(ヨコ)でもなく、個人を取り巻く空間や環境を立体的な視座から捉え、かつ時系列を付加することで、実現可能な目標を設定し歩んでいくモデルです。

 このたび、今までの経験と知見を踏まえ、(元)対象者が地域の中で再犯を断ち切り、暮らせる社会システムの構築を目指すために株式会社カラトラヴァの設立に至りました。

(元)対象者が人生を向き合い、再設計し、「罪と向き合い生きていく」4次元関係を実現する事業について開始していきます。

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